本社工場では、架台や台車の作成に加え「専用機」の製作に力を入れています。お客様の要望を聞き、ソリッドCADによる設計、下蓮代工場のマシニングセンタによる高精度加工、組み立て、設置を行っています。
5ヶ所に拠点があるので、突発にも柔軟に対応し、機動力をいかしたモノづくりをおこなっています。
架台・台車製作
各種工場の製造ラインで必要となる架台や台車、工場内の階段や渡り廊下、製品を送るシューターなどの設備を設計から製作・設置までおこなっています。
お客さまからのオーダーをもとに、設計部と営業部が連携して設計図面を作成。修正を重ねて完成した図面をもとに、鉄やステンレスなどの金属板を切断・曲げ・溶接などの加工を施して製作していきます。本社工場はこの鉄鋼加工からスタートしており、創業以来のトウエイの基幹事業です。
専用機製作
お客さまのニーズに合わせた、各種試験機や人力を削減して自動化するためのFA(ファクトリーオートメーション)機器をゼロから設計し、製作・設置までおこなっています。
専用機の製作は、お客さまからの「こういう装置があると便利だけど作れないかな?」という相談から始まります。お客さまの想いを実現性の高いものに消化して提案し、合意のもと設計に進みます。複雑な機械の場合、まず試作機を製作して検証を重ねていきます。完成までに数年かかるものもあるので、お客さまとの信頼関係も求められる事業です。
再生木材の製造・加工
不要になったものを再生して社会でいかすという理念のもと、樹脂と木材を粉砕し、混ぜ合わせて再生木材を製造。それを金型に通して成型し、ウッドデッキ材に加工しています。
再生木材の特徴は、耐久性の高さとメンテナンスのしやすさ。全国に出荷されたウッドデッキ材は、学校や公園、住宅などで幅広く使われています。当製品は、みなさんが捨てたペットボトルなどのゴミや廃材を利用して製作されており、環境に優しいモノづくりというテーマに挑戦しています。
工場配管の製作・取り付け
工場内にある下水道菅、ガス配管、電気用配管の製作、取り付けや取り外しをおこなっています。
工場内の配管は、あまり人の目に入る場所ではありませんが、そういう場所だからこそ、きれいな仕上がりにしたいという思いをもって仕事に取り組んでいます。お客さまから配管工事の依頼を受け、「必要な材料を判断し、寸法を計算して取り付け工事をする」という流れとしてはシンプルな工程ですが、寸法を計算する速度や圧力がかかっても漏れない溶接精度の高さは、代々受け継がれた職人の技です。
機械加工
マシニングセンタなどを使用し、本社工場で溶接や組み立てをして製作するさまざまな設備のパーツを機械加工しています。
機械加工をメインにおこなう下蓮代工場は、より精密な加工が必要になり、本社工場から別れてできた新しい工場です。精密な加工を実現するために最新の大型マシニングセンタ、フライス盤や旋盤などの工作機械を導入。製品によっては0.01mm単位の誤差も許されないものもあり、その精度の高さがトウエイのモノづくりを支えています。
マシニングセンタの長手方向ストロークが1950mmあり、長尺の物でも載せ替えることなく加工できます。
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2019.08.02